硬水

こうすい

金属塩、軟水、

カルシウム・マグネシウムなどの金属塩を多量に含有する水。
含有する金属塩の量は硬度で表わす。硬水中のカルシウム・マグネシウム塩が、重炭酸塩の形で含まれているときは、単に煮沸するだけで不溶性の炭酸塩として除き、軟水とすることができるので、このような水を一時硬水と言い、重炭酸塩に基く硬度を一時硬度と言う。
カルシウム・マグネシウム塩が硫酸塩の形で含まれる場合は、煮沸しただけでは軟水とすることができないので、このような水を永久硬水と言い、硫酸塩に基く硬度を永久硬度と言う。

カルシウム・マグネシウムを含有している鉱石が、酸素・炭酸ガス・水などの作用によって、また硫黄や窒素化合物の酸化生成物である硫酸や硝酸などの作用によって分解され、これらが地下水中に移行溶解して、水の硬度を高める。したがって地下水は一般に地表水に比較して硬度が高い。
一般に染色加工には硬水の使用は避けるべきで、とくに精練には硬度30ppm以下くらいの軟水の使用が望ましい。石鹸による精練において硬水を使用すると、石鹸は硬水中の金属塩と結合して不溶性の金属石鹸となり、石鹸が浪費されるだけでなく、金属石鹸は粘着性と撥水性があり、繊維に付着し